気づいてしまったかもしれないこと


    昨日くらいから、この思いは、曖昧だけど、心に浮かんでいた。

わたしは、自分の考えていることが一番正しいことで、特に自分に関することであれば、その思いは殊更強くて。誰かがわたしの悩みにアドバイスをしてきたり、わたしを分析して、あなたってこういう人で、こんなことを考えているよね、なんて言われたときには、片っ端から自分の中で切り捨てていた。厳しい意見であれば、それなりにえぐられるような気持ちになったけど、ただの分析であれば、つまんないこと、ごちゃごちゃ言ってんじゃないよ、と思っていた。あんたなんかに、わたしのこと、わかられてたまるかって思っていた、気がする。。

それが急に今日、ある人と話していて、この人は本当は、わたしのすべてを見通した上で、わたしの話に付き合ってくれていたのかもしれない、と思える瞬間があった。

この時まで、わたしが感じる感情はわたしが一番知っていると思っていた。だから、一人で自分の中で、ぐるぐるぐるぐる、消化できない思いを、感情を突っついて、あーでもない、こーでもないと格闘していた。

みんながみんなではないけど、今日、わたしがそう思えた人みたいに、わたしの本当の思いを見通して、だけど、わたしが、あんたなんかに理解できるわけないでしょ、という態度をとっているから、そんなわたしをジャッジしないで、ただ見過ごしてくれた人がいたかもしれないって思ったら、恥ずかしさとありがたさを感じて、自分の心を守るために身に付けていた鎧みたいなものが、一枚、剥がれた気がした。

ああ、わたし、なんて恥ずかしい女なの。

今まで、見過ごしてくれて、ありがとう。わたしの領域を荒らさないでいてくれて、ありがとう。わたしも見過ごせる人になりたい。

誰かの領域を荒らさない人になりない。

今日感じた思いを言葉にすると、こんな感じになりました。

わたしよ、これでいいですか。


もじゃこ